ストーマと生きる対策のアドモール。
✅ストーマと生きる。
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一時的にしろ、永久的にしろ、自分がストーマになるとわかると多くの患者さんが、
お腹から腸が出ることへのショックとその後の生活への不安を感じます。
お尻に肛門があったものがおなかにつくというので、
自分は普通の人間ではなくなってしまうのではないかと思い、
そんな自分を他人がどう見るのか、恐怖心さえ抱いてしまう人もいます。
また、本来、排泄は自分の意思でコントロールできるはずなのに、
知らないうちにお腹から便が出てきてしまうというので、
人間としての尊厳がなくなるのではと絶望的な気持ちになる人もいるほどです。
✅ストーマ(人工肛門)とは。
ストーマとは、手術によっておなかに新しく作られた、便や尿の排泄の出口のことを言います。
ストーマには、人工肛門や人工膀胱の種類があります。
何か特別な機械を使い管理するのではなく、自分の腸や尿管を直接おなかの外に出して、便や尿の新しい排泄の管理になります。
ストーマは粘膜ですので赤色をしています。例えば、お口の中も粘膜でできていますのでいつ見ても赤いです。
ストーマは腸や尿管をお腹に出しますので、
「ストーマが乾いたり、触ると痛くないの?」
「お風呂に入るときに、お湯が入っていかないの?」と、心配になるかもしれませんが大丈夫です。
ストーマは痛みを感じる神経が無いため触っても痛くはありません。
また、粘膜は常に粘液や腸液が分泌されているため乾くこともないのです。
ストーマからお腹にお湯が入っていかないか心配される方もいますが
ストーマの内側から外に向かって常に圧力がかかっているのでお湯が入ることはありません。
消化器ストーマの種類は、小腸ストーマ(イレオストミー)と結腸ストーマ(コロストミー)があります。
⇒手術の目的によって永久的なストーマと、後からストーマを閉じる一時的ストーマに分かれます。
✅ストーマから出てくる便をどうやって管理するの?
ストーマ用の装具をお腹に貼って、便を受け止めます。
ストーマ装具は、皮膚保護材という直接皮膚に貼り付く板(面板)と、便を受け止める袋で作られています。
皮膚保護材の作用は、
(1)皮膚に便が付かないように皮膚を守る作用
(2)汗や排泄物の水分を吸収する作用
(3)皮膚に密着する作用などがあります。
つまり、皮膚を排泄物から保護したり、正常な皮膚の働きを維持する作用があります。
装具には防臭効果や防水効果がありますので、臭いの発生や排泄物が漏れて衣服を汚すなどのトラブルはありません。
装具を交換する時期は、一般的に週2~3回になります。
装具の交換までは同じ袋を何日か貼っておき、袋に排泄物が貯まったつど今までのようにトイレで出します。
ストーマ装具は、大きく分類すると面板とストーマ袋が一体になっているワンピース(単品系)装具と、
面板とストーマ袋が分かれているツーピース(二品系)装具などいろいろな種類があります。
ストーマ装具は、自分のストーマやお腹の形にあったものを選びます。
排泄物の漏れや皮膚のかぶれなどで管理が上手くできない時は、
⇒自分に合うストーマ装具をストーマ専門の看護師に相談するとよいでしょう。
✅ストーマは様々な病気や事故などが原因で造設されます。
ストーマを造設する病気は、直腸がん・大腸がんや、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)などが、よく知られています。
消化器系のがんや炎症性腸疾患だけではなく、
先天性や様々な病気が原因で、皆さんがストーマを造設しています。
オストメイトは、
・生後すぐや幼少期にストーマを造設した方
・炎症性腸疾患などで長期にわたる腹痛や体調不良などで苦しみストーマを造設したことで普通の生活ができるようになった方
・がんなど突然の発病と同時にストーマを造設した方
など様々です。
ストーマがあることで、日常生活に制限があるかもしれません。
家族や周りの人に気を使うかもしれません。
漏れやにおいなどが心配で、外に出ることが億劫になるかもしれません。
でも、誰かの体験やいろんな情報を知ることで、ストーマがあっても楽しく元気に毎日を過ごしていくことができると思います。
「自分ひとりじゃないと思えるだけで元気になれる」
みんながいるから、元気になれる、強くなれる、がんばれる。
⇒ストーマを造設しても、自分自身は何も変わりません。一緒にがんばって行きましょう。
✅ストーマ造設患者の心の変化。
ストーマ造設患者はがん患者であることが多いため、手術前にがん告知され衝撃を受けることが多い。
それに加えて、ストーマ造設が必要であることを告げられ、強烈な不安に襲われる。
ストーマ造設患者は、以下のような不安や恐怖をもつことが多い。
・原疾患や手術に対する不安
・ボディイメージの変化に対する不安
・従来の排泄機能が失われる恐怖
・社会復帰の不安
・セルフケアに関する不安
・経済的問題に対する不安
・社会生活や家庭での役割が変化する不安
・漠然とした不安
✅不安や恐怖
術前にストーマについてある程度理解し、前向きに手術に臨んだとしても、
術直後は実際にストーマを造設したことに対して衝撃を受ける。
新たな戸惑い、羞恥心、無力感、嫌悪感、手術を受けたことへの後悔などが加わり、
心理的な危機的状態に陥ることも少なくない。
緊急手術でストーマ造設された患者や、術前にストーマに対する情報を十分に得られなかった場合は、
術前に心の準備をすることができない。そのため、術後に現実を受け入れることが難しく、
✅人工肛門(ストーマ)の取り扱いに苦労し、悩む。
ストーマ装具を使用している場合、ストーマ装具の取り扱いでうまくいかなかったことを整理して検討してみましょう。
どういうときに失敗したのか、
失敗したのはどのようなことか、自分で問題を整理してみましょう。
たとえば、貼るときによく見えずにうまく貼れない、
皮膚のしわのあたりからもれやすい、
外出時のトイレが狭くてうまく交換できない、皮膚がかぶれやすい等、いろいろあると思います。
人工肛門の管理は、入院中うまくいかないときはすぐに看護師等に相談できますが、
自宅に戻ってから何か問題が生じると、
どのように対応したらよいのか、誰にいつ相談したらよいのか、困ってしまうことがあると思います。
自宅に戻ってから、便がもれたり、皮膚のトラブルが生じたり、いろいろ問題が生じた場合は、
まず担当医か外来の看護師に相談してみましょう。
病院によっては、人工肛門をつくった患者さんの専門外来として、
ストーマ外来を設置しているところや、
皮膚・排せつケア認定看護師の資格を持った看護師がいる病院もありますので、
そういった資格を持つ看護師に相談してもよいでしょう。
⇒あるいは、オストメイトと呼ばれる先輩患者に相談してみてもよいかもしれません。
✅ストーマのある生活の第一歩。
一時的にしろ、永久的にしろ、自分がストーマになるとわかると多くの患者さんが、
お腹から腸が出ることへのショックとその後の生活への不安を感じます。
お尻に肛門があったものがおなかにつくというので、
自分は普通の人間ではなくなってしまうのではないかと思い、
そんな自分を他人がどう見るのか、恐怖心さえ抱いてしまう人もいます。
また、本来、排泄は自分の意思でコントロールできるはずなのに、
知らないうちにお腹から便が出てきてしまうというので、
人間としての尊厳がなくなるのではと絶望的な気持ちになる人もいるほどです。
ストーマになるのだけはいやだと訴える患者さんがいるのも事実です。
しかし、ストーマにすることで日常生活の不便さを気にするあまり、
がんの治療をせずにいれば、やがて進行したがんが、肛門をふさいで腸閉塞になるなど症状は深刻化します。
痛みに苦しんで結局はストーマにしなくてはならなくなってしまう場合もあります。
⇒そうなったときには病気の治療も、もはや手遅れという事態も起きかねません。
⇒ ✅若い女性オストメイトの会。
⇒✅ストーマを造設される患者さん ご家族の方へ。
✅憎しみが人を動かす。
いじめもセクハラもぶっ飛ばす。
だから引きこもるなんてもったいない。
⇒憎しみが人を動かす。
✅対策のアドモール。
✅人類補完機構。