ヤングケアラーの生き方対策のアドモール。
✅ヤングケアラーの生き方対策。
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✅高校1年生の時から8年間、父親の介護をした経験がある男性・Tさん(仮)に話を伺ったことがあります。
✅突然の病気で倒れたTさんの父親は、半身マヒ、認知症となり、日に日に介護は大変になっていったそうです。
当時、すでに介護保険制度は始まっていました。
当時50代だった父親は第2号被保険者です。
しかし、まだ16歳だったTさんも、当時50代だった母親も、日々の介護に必死で、
『介護保険のことには数年間、思い至らなかった』と話していました。
朝、トイレが排泄物で汚れているのを掃除してから登校する。夜は、
家を出て行こうとする父親を止めるために、玄関で寝る。そんな時期もあったとのこと。
学校に行けば、友人たちは勉強のこと、部活のことなど、高校生らしい会話を当たり前のようにしています。
父親の介護に追われる自分の生活とのあまりの違いに、到底、介護の話などできなかったと言います。
周囲に話もできず、支援も受けられず、ただ必死で母親と二人で父親の介護を続ける日々。
話を聴いているこちらの方が、胸がつぶれそうな思いになりました。
青春まっさかりの友人たちに介護の話をしても、共感してもらうことは難しいことでしょう。
だからこそ、閉ざされた生活の中で介護を担っているヤングケアラーには、
気持ちを受け止め、ねぎらい、評価してくれる人の存在が本当に必要なのです。
ヤングケアラーには、親や祖父母など年長者のケアをしている人だけでなく、
障害を持つ兄弟のケアをしている人もいます。
小さい頃から当然のように親と一緒にケアを分担しているケースもあり、
本人もそれが当たり前の生活になっている場合もあります。
しかし本来、享受できる様々な楽しみをあきらめざるを得ないこと、
そしてそれを嘆くことに罪悪感を覚えざるをえない環境もあり、問題はより深刻かもしれません。
そんな中、2020年3月、埼玉県が全国で初めてヤングケアラーを含むケアラー支援の条例を制定しました。
学校や教育委員会に、ヤングケアラーと思われる児童、生徒の生活状況、支援の必要性の確認を義務づけ、
相談に応じたり、支援機関に取り次いだりするものとしています。
埼玉県での条例制定をきっかけに、多くの自治体で、スクールソーシャルワーカーなどの力を活用し、
つらい思いを抱え込んでいるヤングケアラーに支援が行き届くことを期待したいですね。
介護職もまた、家庭環境から子どもたちが介護を担っていることを把握しやすい立場にあると思います。
⇒本人たちの意思を確認した上で学校などとも連携し、ぜひ支援の手が届くよう配慮していただければと思います。
✅全国初、ヤングケアラー支援条例 埼玉県で成立 県機関が連携し支援、実態把握。
✅通学や仕事をしながら家族を介護する
子ども「ヤングケアラー」の支援を含む埼玉県ケアラー支援条例が27日午前、県議会で可決・成立した。
無償で身近な人の介護・看護・世話をするケアラーについて、
介護、障害者支援、医療、教育、児童福祉の県関係機関が連携して支援。
特に18歳未満のヤングケアラーは人格形成の重要な時期にあたるため、県内の学校などに実態の把握を求める。
ヤングケアラーを支援する条例制定は全国で初めて。
条例は、ケアラーを社会全体で支える基本理念を明記。
⇒ヤングケアラーには教育の機会の確保や心身の健やかな成長、発達、自立が図られるよう支援を行う必要性を示した。
✅介護担う「ヤングケアラー」高校生の25人に1人 埼玉県調査。
✅家族の介護を担う18歳未満の子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」が
高校生の25人に1人に上ることが埼玉県の調査で分かりました。
この問題についての大規模な調査は全国で初めてで、埼玉県は相談体制の整備など支援策を検討しています。
家族が病気や障害などで介護が必要となり、ほかにサポートする大人がいない場合、家事などを担います。
ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちは、日々の介護に追われて学習や就職に支障が出るなどの問題に直面しています。
しかし家庭内での出来事で実態の把握が難しいうえ、子どもたち自身も声を上げづらかったり、
困った際にどこに助けを求めていいのか分からなかったりするケースも多く、問題が表面化しにくくなっています。
ヤングケアラーの子どもたちが抱えている生きづらさは子どもの人権に関わり、行政が対策をとるべき問題です。
⇒孤立しないよう居場所をつくることや学習支援、それに食事の支援など、いち早く対策を打つべきです。
✅憎しみが人を動かす。
いじめもセクハラもぶっ飛ばす。
だから引きこもるなんてもったいない。
⇒憎しみが人を動かす。
✅対策モール。
✅人類補完機構。