加害者家族は罪悪感より理解しようとしない世間を憎まなきゃだめじゃないですか?

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  • このトピックには13件の返信、1人の参加者があり、最後にkituiにより2年、 8ヶ月前に更新されました。
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  • #4417
    kitui
    キーマスター

    加害者家族の罪悪感。世間の目。アメリカと日本の違い。

               

    1998年にアーカンソー州の高校で銃乱射事件が起きた。

    加害者少年の母親に対してアメリカ社会がどのように反応したのか、

    実名が報道されたことで、母親のもとにはアメリカ全土から手紙や電話が殺到した。
    手紙は段ボール2箱に及ぶ数だった。

               

    その中身は、加害少年の家族を激励するものばかりだったのだ。

    受け取った手紙の内容は何かと訊くと、母親は「全部励ましです」と答えたのだ。

               

    「いまあなたの息子さんは一番大切なときなのだから、頻繁に面会に行ってあげてね」

    「その子のケアに気を取られすぎて、つらい思いをしている兄弟への目配りが手薄にならないように」

    「日曜の教会に集まって、村中であなたたち家族の為に祈っています」等々。

               

    当時は、日本では和歌山毒物カレー事件が発生した直後であり、

    加害者とその家族が暮らしていた自宅への大量の落書きが取り沙汰されていた頃だった。
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    #4420
    kitui
    キーマスター

    キリスト教への強い信仰をバックボーンに持つ人が多いという宗教的な面や、

    凶悪犯罪が多いため、「身内から犯罪者が出ることを他人事とは思えない」というアメリカ社会の現実こそが、

    こういう反応の原因なのかもしれない。

               

     過剰な「加害者家族へのバッシング」は不快だ。

    日本の「加害者家族バッシング」は、世界共通ではなく、「常識」でもないのだ、ということは、知っておくべきです。

               

     ニュースで観ただけの人々が、加害者の家族をバッシングするのも、

    「励ましの手紙」を送るのも、

    民度云々というより、「自己満足のための方法の違い」なのではという見方もできます。
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    #4422
    kitui
    キーマスター

    殺人犯の息子という重い十字架を背負うことになった長男を待っていたのは、
    預けられた養護施設でのいじめだった。

               

    同じ施設に入所していた少年らから日常的な暴力を受けた。

    顔に傷ができれば職員らにいじめが発覚することから主に体を狙われ、生傷が絶えなかった。

               

    「ポイズン(毒)」。いじめを受けていた少年らからこんなあだ名で呼ばれることもあった。

    給食のカレーに乾燥剤を入れられ、気付かずに食べておう吐したことも。

    何不自由なく暮らしてきた自分の身に、なぜこのようなことが起きているのか、信じられなかった。
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    #4449
    kitui
    キーマスター

    夫はタクシーを待たせたまま急いで家の鍵を開けると、ボストンバックに荷物を詰め込んだ。

    まもなく自宅には報道陣が押し寄せる。その前に避難するよう警察から助言されていた。

    通帳と数日間の着替えだけを持って、麻衣と夫は繁華街へ向かった。

    ふたりは安宿を見つけて駆け込み、娘は夫の実家に避難させた。

     

               

              

    「〇〇町で起きた通り魔事件、犯人は高校生ーー」。

    スマホを見ると、息子の事件がトップニュースになっている。

    昨日まで何事もなく暮らしていた自宅の周りには、夥しい数の報道陣が詰めかけていた。

               

               

    インターネットには、あっという間に事件に関する書き込みが溢れ、

    すでに夫の会社や娘が通う中学校の情報まで特定されていた。

    もう、元の生活には戻れない……、

    麻衣がそう感じたとおり、一家が再び自宅に戻る日は来なかった。
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    #4453
    kitui
    キーマスター

    親にとって、子どもが殺人者になるほどつらい経験はない。
    多額の損害賠償を負わなければならない場合もあり、家族が受ける精神的・経済的ダメージは甚大である。

               

    世間からのバッシングや個人情報の暴露は家族を追いつめ、

    家族が自殺に至るケースは後を絶たない。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #4455
    kitui
    キーマスター

    アメリカでは、加害者家族自らが声を上げ支援活動を展開してきた。

    未成年者による凶悪事件の犯人の親が、テレビの前で顔を出してインタビューを受けたり、

    実名による手記を発表することも稀ではない。

               

               

     銃乱射事件を起こした未成年の犯人の母親がテレビのインタビューに答えたところ、
    全米から激励の手紙が届いたという話もある。

    手紙の多くは、「息子さんに面会に行ってあげて」
    「傷ついた兄弟のケアも忘れずに」といった親としてすべきことを応援する内容だという。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #4457
    kitui
    キーマスター

    親に責任がないというつもりはない。しかし、子どもを殺人犯に育てる親などいない。

               

    事件が起きただけで十分に苦しんでおり、

    それに追い打ちをかけるように一斉にバッシングし、

    追い詰めたからといって事件によって失われた命が戻ってくるわけではない。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #4458
    kitui
    キーマスター

    【東洋経済オンライン】「おとなたちには、わからない。」取材申し込みフォーム
    ⇒https://form.toyokeizai.net/enquete/tko1712/?_ga=2.3307312.1677253957.1626585595-85214680.1617845536

               

    筆者は凶悪事件も含め、200件以上の殺人事件の家族を支援してきた
    がその実態は、どこにでもいるごく平凡な家族である。

    事件に至った原因は、簡単に結論付けられるようなものではなく、

    一歩間違えば、どの家族にも起こりうる。

               

               

    阿部恭子(あべ・きょうこ)
    NPO法人World Open Heart理事長。
    日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立。

    全国の加害者家族からの相談に対応しながら講演や執筆活動を展開。

    著書『家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ』(幻冬舎新書、2019)、
    『息子が人を殺しました―加害者家族の真実』(幻冬舎新書、2017)など。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #4732
    kitui
    キーマスター

    「鬼畜!悪魔!人間のクズ!死刑にしろ!!」
    「子どもの実名が出せないなら親の名前を出せ!家族も同罪だ!家族の顔もさらせ!」。

    家族全員の名前と顔写真、さらに父親は勤務先、娘は学校名まで晒された。

    報道との相乗効果のように、「家の中で奇声を上げて」「授業中、同級生に“死ね”と発言していた」など、多くの嘘も溢れた。

               

               

    「自分は、遺族にとって大切な家族を奪ってしまった息子を生んでしまった。

    罪を犯す当日まで、この手で育ててきたことに大きな責任を感じる。

    自分たち家族が生きていてはダメだろうという考えから、ずっと選択肢がそれしかないという気がしていて…」
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

           

    #4733
    kitui
    キーマスター

    親に責任がないというつもりはない。しかし、子どもを殺人犯に育てる親などいない。

    事件が起きただけで十分に苦しんでおり、

    それに追い打ちをかけるように一斉にバッシングし、

    追い詰めたからといって事件によって失われた命が戻ってくるわけではない。

    #4734
    kitui
    キーマスター

    報道機関が自分たちの役割を主張するだけではなく、抑制的に、時間をかけた取材がもっと必要だ。
    何が真実なのか、どういう背景があったのか。警察発表に誤りはないのか。

    家族の問題なのか、あるいは社会的問題があって、それらは解決できる問題なのか。
    そういったことを問題提起するために報道がある。

    メディアは社会の写し鏡でもあるので、テレビは視聴率、雑誌は部数、ネットはPVにつられてしまう。

    自分たちは社会を良くしようと思って仕事をしているというプライドを捨ててはいけない。

    #4735
    kitui
    キーマスター

    加害者の家族にも人権があるし、犯罪者ではない。
    むしろ被害者としての側面もある。

               

    どうすれば加害者家族を社会が暖かく迎え入れ、ちゃんと暮らしていけるようにできるかが、更生にも役立つ。

    再犯防止の観点からも、法的な部分でも対策を考えていくことだ。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #5015
    kitui
    キーマスター

    凶悪事件に対して、多くの人は遺族の悲しみをくみ取って極刑で償わせるべきだといった思いが強くなる。

    特にいまの日本の裁判では、すごく批判されることもあるので、社会の望みに応えようとしてしまうが、

               

    本来であれば司法は、そうした社会の願望や思いとは別に、

    客観的に検証しながら罪と罰を決めていかなければいけない。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

    #5016
    kitui
    キーマスター

    事件の骨格が分かったからといって必ずしも同じ事件を防げるわけではないが、

    ・少なくともこの要素があったから被告を追い詰めたとか、

    ・もしこうなってなかったら違う展開になっていたかもしれないと分かれば、

               

    そうした知見を積み重ねることで社会はちょっとずつ進歩するかもしれない。

    その機会を提供するために裁判の場っていうのはとても重要だと思います。
    ⇒https://www.uuooy.xyz/kitui/nagare-10/

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