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臭い

o●.。oo○クールに臭いをまき散らせ。

人に歴史あり。マイファミリーヒストリーはこちらを御覧ください。

プロフィール 宅急便時代

プロフィール 便利屋時代

プロフィール 自衛隊時代。

プロフィール 少年時代 

クールに臭いをまき散らせ。
臭いのことでつべこべ言われても
気にしなければいい。

ルークはふらふらになりながらも弱音を吐かず、
なんとか作業をこなしていた。

晩にはいつも列から呼び出され、
懲罰小屋に人れられた。
そして翌朝には連れ出され、作業に向かった。

しかし、建物に入ってシヤワーを浴び、
髭を剃ったり、服を着替えたりすることは
絶対に許されなかった。

所長の警棒で殴られた傷の血が乾き、
側頭部のもつれた髪の毛はそのまま固まっていた。

数日もすると、髭は伸び放題の上にいやな臭いがして、
足枷をはめられてよたよた歩く野獸のようになった。

俺たちはそれを見てこっそりとささやき合っていた。
今までにこれほど痛めつけられたやつはだれもいなかった。

しかし、監視員たちはルークを執拗に目の敵にして、
決して許そうとはしなかった。

ドツグボーイはこのありさまにうきうきしていた。
やつは雑用係として毎朝食堂に出て、
コーヒー、トウモロコシ粥、豚肉の塩潰け、
それにほかではお目にかかれない卵などを囚人に配っていた。

やつはルークが懲罰小屋から出されて食事の列のうしろに並ぶのを、
いかにもうれしそうに待っていた。
そして、ルークに大声でありったけの皮肉を浴びせかけた。

「よお、大食。もうこれからはそんなに食えねえぞ、
おめえの運も尽きたな。
弁護士のブッシュが言ってたそうだぜ、
おめえの仮釈放はもう無理だって。

気の毒によ。まあ、あきらめるんだな。
ほら、厚焼ビスケツトをやるからよ。
これで足りなきゃ、また並んでもいいぜ」

食堂ではみんな静かにするのが決まりで、
雑用係も必要なときだけしか話すのを許されていない。

だが、ドツグボーイは自分の特別な立場を十分心得ていたし、
実際、監視員たちもやつの冗談を聞いて大いに楽しんでいた。

ルークは一言も口をきかなかった。
ただドッグボーイを見て皿を差し出し、
料理が盛られるまで静かに立っているだけだった。
あの日、ドツグボーイがやつを激しく罵るまでは。

「よお、大食い。おめえ豚みてえにひでえ臭いがするぜ。
それだけくせえと今度逃げてもわけなく捕まらあ、
俺の鼻だって嗅ぎ出せるってもんだ」

垢まみれで髭面のルークは、
憔悴しきってうつろな目で立っていた。
と、低く、うなるような
声がやつの口から漏れ、
食堂と厨房、そして隣の監視員食堂にまで響いた。

「そんな役立たずの鼻じゃ、俺を探すのは無理ってもんだ。
だいたい、おまえみたいな最低のくず野郎なんか屁でもねえぜ」

誰もが動きを止めた。
ドッグボーイは突っ立ったまま、
両手を震わせ、目を大きく見開いていた。
食堂でそんな口をきいたやつはだれもいなかった。

が、俺たちはみんな、
ルークはそんなまねをするやつだとわかっていた。

やつはもっと恐ろしい罪を背負っていて、
そんなつまらない規則を破ることなど意に介さないかのようだった。

しかし、俺たちは気をゆるめなかった。
つられて何か言おうものなら、
鬣罰小屋送りになるのは間違いなかったからだ。
引用元
クール・ハンド・ルーク

(「暴力脱獄」死ぬまでやめないルーク)

(「暴力脱獄」失うことをためらわないルーク)

(「暴力脱獄」とことんやって楽しむ)

(「暴力脱獄」ゆで卵50個の賭け)

(「暴力脱獄」楽しむことを忘れてる状態)

(「暴力脱獄」ラスト)

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キスなんて、そんな接近するの嫌です。

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